小児鍼に使われるものや施術方法は?

小児鍼とは名前の通り小児に対して行う鍼です。
どんな物であり、またどんな方法なのかを説明します。

鍼の形状はいろいろあるのですが、代表的な物に二つあります。
平鍼と集合鍼です。
平鍼とは、小さい物で3cmぐらいで、もう少し大きな物もあります。
三味線のバチのような形をしています。
集合鍼とは、数十本の鍼が同じ位置に揃えられて、束にされた者で
全体には印鑑のような形に見えます。
治療方法は、どちらも経絡の流れに沿って、皮膚上を軽く刺激するのですが
平鍼は箒をはくような動きで皮膚を擦ります。
集合鍼はバネが付いているので、そのままハンコを押す動きを早く繰り返します。
動かしながら、その位置を移動させて行きます。
どちらも皮膚がほんのり赤くなったら施術を終了します。
あまりにも赤くなり過ぎると、過剰刺激になります。

目的は小児の病に対しての治療ですが
主に、疳の虫を抑える事に効果を発します。
小児の知覚の過敏性を、利用した治療方法です。
鍼は刺さず、簡易な方法に見えますが
力の加減とリズミカルに動かす事にテクニックを必要とします。
強すぎたり、動きが早くなったり遅くなると効果は薄れます。
小児が、うっとりと眠るような表情を出していれば
施術が有効に効果を出していると判断します。

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